※この記事は令和8年2月24日に更新しています。
この記事では、文理選択について説明していきます。
進路選択において、文理選択は重要なターニングポイント。
1学期に文系と理系のどちらが良いか、希望調査が行われ、2学期に本調査を行って文理が決定されます。
私も塾講師歴8年目ではありますが、これまで文理選択の相談を何度も受けてきました。
「迷った時はどうすればいいのか?」
「今こっちを選んで後悔しないのか?」
「理系を選んだら数学の学習に追いつくことができるかが不安」
「将来の夢が無い状態でどのように文理選択をすれば良いかわからない」
などの相談が特に多いです。
この記事では文理選択で悩んでいる方や保護者様に、文理選択のポイントを紹介していきます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
文理選択とは
文理選択とは、2年次に文系コースと理系コースのどちらに進むかを選択することです。
この文理選択によって大学の受験科目や大学進学後の学ぶ分野が決まっていきます。
そして、その後の就職先を考えるうえでもこの文理選択は重要な選択になります。
文理の決め方

文理の決め方ですが、将来の夢や進路希望が決まっている場合と、そうでない場合で考え方や判断材料が変わります。
一つずつ解説していきます。
将来の夢や進路希望が決まっている場合
将来の夢や進路希望が既にある人は、その進路を叶えるためには文系と理系のどちらに進めばよいかを考えて選びましょう。
大体決まっています。
インターネットで調べたりオープンキャンパスに行ったりして情報を集めて、文理選択をすれば良いのです。
自分の進路希望に直結するように文理選択をすれば良いのですが、一点だけ注意点があります。
後ほど書きますが、進路希望を押し殺して得意科目や苦手科目で文理を判断しないでください。
例えば、数学が苦手でも将来の夢や進路希望が理系の方向であれば理系です。
自分の将来の夢や進路希望はきっと強い思いを持っているはず。
苦手科目の一つや二つあるくらいで諦めると後悔するので、必ず自分の進路に沿った文理選択を行いましょう。
将来の夢や進路希望が決まっていない場合
一方で将来の夢や進路希望が決まっていない人はどのように選べばよいか。
2つの方法をお伝えします。
1.大学に入ったらどんなことを学びたいのか?
大学に入ったらどんなことを学びたいのかを考えてみましょう。
例えば、法学・文学・経済学・教育学を学びたいなら文系です。
一方で、医学・薬学・工学・理学・農学を学びたいなら理系です。
このように、学びたい内容によって文理選択が決まってくるので、自分の学びたい内容に合致する学部を調べ、その学部を目指すための文理選択をすればいいですね。
しかし、最近は文理融合型の学部もあるので要注意です。
文理融合型とは、文系と理系の垣根を超えて学習をしていくことを指します。
例えば、社会環境学のような学問ですね。
文系科目の社会と理系の知見が必要な環境の両視点からの学習が必要になってきますよね。
このような学部に関しては文系と理系の両方が必要になってくる場合があります。
自分が通いたい学部や学科が文系と理系のどちらになるのか、ニュアンスで判断するのではなく、先生に相談したりインターネットで調べたりして判断しましょう。
2.自分の好きなことは何か?好きなことの見つけ方
「学びたいこと」がない人は、もっとざっくり考えてみると良いと思います。
何をしているのが好きか?を考えてみると良いでしょう。
例えば、「パソコンを触るのが好き」とか「モノづくりが好き」とかですね。
このとき、「〜をすることが好き」のように動詞で考えてみると良いです。
あとは、オープンキャンパスに行ってみるしかないです。
自分から刺激を受けにいかなければ、自分の得意不得意も好き嫌いもわかりません。
まとめると
①自分の好きなことや興味のあることを考えてみる。情報を集める。
②興味のあるものの分野や学部、進路先を調べてみる。
③それに伴った文理選択をする。
という感じで進めてみるのがお勧めです。
納得のいく文理選択をするために

ここまで、文理選択のポイントを書きましたが、
いざ文理選択をするときに、上記のポイントを無視して安易に文理選択をしてしまいます。
時間も無いですし、保護者や先生のアドバイスのみで決める人も多いです。
しかし、安易に選択をして後悔するのは自分。
後悔しないためには、準備が必要です。
納得のいく文理選択をするためには、どんな準備が必要なのか、具体的に2つ紹介します。
1.全力で定期テスト対策を
まずは、全力で定期テスト対策をしましょう。
中途半端にテスト対策をしていて点数が取れていなければ、科目の相性ではなく、単に自分の努力不足です。
自分の努力不足なのにも関わらず、点数が取れていないことを判断材料にして文理選択をすれば、ミスマッチする可能性が出てきます。
逆に、全力で定期テスト対策をしたにも関わらず、点数が伸びなかった場合は文理選択の判断材料にして良いかもしれませんね。
とにかく、全力でテスト対策をしていないのに、そのデータを文理選択の判断材料にすることは危険です。
2.1年生のうちからオープンキャンパスに
この記事の中でも何度かお伝えした内容になりますが、オープンキャンパスは非常に重要です。
1年生のうちからオープンキャンパスに行きましょう。
実際に自分の目で見てみることで、適性や、その学問が本当に好きかどうかを判断することができます。
一つの大学や学部ではなくて、色々な大学・学部のオープンキャンパスに行くことがお勧めです。
私の例にはなりますが、私は学校の数学教諭を目指していたので、
教育を学ぶことができる教育学部か、
本格的に数学を学習できる理学部数学科の2択で悩んでいました。
そのような迷いの中でオープンキャンパスに行ったのですが、色々な学部のオープンキャンパスに行ったことで、私は教育学を最も学びたいんだと、はっきりと確定したことを覚えています。
このように、オープンキャンパスに行くことで気づくこともあるので、必ずオープンキャンパスに行きましょう。
ダメな文理選択

ここからは、ダメな文理選択を紹介していきます。
結構あるあるなので、必ず読んで欲しい内容です。
1.迷ったら理系
迷ったら理系に進んだほうが良いと判断する方やそのようにアドバイスする方がいます。
その真意は文転できるからでしょう。
文転とは、理系を選んだ後に「やっぱり文系に行きたい」となった場合に、文系に変えることです。
学校で理系クラスに所属をした後に、文系クラスに変えることは基本的にできないので、文転した際は、文系科目は独学になります。
文系科目は理系科目よりも独学で学習しやすい科目が多いので、「最悪文転できる」と考えてしまうのでしょう。
しかし、他の文系の生徒は学校の授業で一つずつ理解している内容を、文転した生徒は全て独学で乗り越えないといけないので、結局のところ大変です。
私は文転した友人や後輩がたくさんいましたが、成功したのは5人に1人ほど。
理由は、国語や英語を十分に伸ばすことができなかったからです。
全ての科目が中途半端になってしまったんですよね。
「後から文転できるから」は非常に無責任なアドバイスなのです。
その点を注意して、自分のやりたいことや進路希望に目を向けて文理選択をしてくださいね。
2.数学が苦手なら文系
これもよくある例ですね。
数学が苦手で追いつけなさそうだから文系に進んだほうが良いと思い、文系を選ぶパターン。
これも危険です。
なぜなら、文系は国語や英語が得意な人が集まるフィールドだからです。
つまり、
数学や理科が得意だから理系、国語や英語が得意だから文系です。
数学が苦手であるという一点の理由で文系を選ぶのはやめましょう。
また、経済学を学びたい人もデータや統計を使うということで、最近では数学を必修科目にしている大学もあります。
結局のところ、理系でも英語は勉強しておかないといけませんし、文系でもある程度数学を勉強しておかないといけません。
つまり、苦手という理由だけで文理選択を行うのは、そのコースで何が得意でないといけないのか?というところから目を逸らしていることになるので、大学受験もうまくいかない可能性があります。
自分の適性や得意科目を見て文理選択を行いましょう。
まとめ
今回は、文理選択についてまとめてみました。
文理選択は、どうしても選択するタイミングに迫られた時に、他者のアドバイスやその時の得意不得意のみで選択しがちです。
今のうちからできることを把握した上で、オープンキャンパスに行ってみるなどの行動をしてみましょう。
行動をした上で、自分の希望する将来につながるような文理選択をする必要があります。
得意不得意だけで判断すると後悔をしてしまいますし、結果的に文転などの大変な選択肢を取りがちです。
今回挙げたようなポイントを意識して実際に行動をして、後悔しないような文理選択を行ってくださいね。
